Home > アート > 太古の絵画と子どもの絵

太古の絵画と子どもの絵

先日のイブの話とつながりますが、昔の人達が描いた絵を見ていると子ども達が描く絵との共通点が多く見られます。それはひと言で言うと「感じたものを感じたままに表現している」といったところでしょうか。

子どもが描く絵の中では、なんでも起こります。黄色の海や黒い太陽、お母さんと比べてやけに小さいお父さんの絵。運動会の絵を描いているのに登場人物が 2,3人しかいないこともよくあります。

子ども達にとってはこれらはすべて現実です。子どもってその時関心のあるものを大きく描いたり、見ている対象から感じたイメージで色をぬったりしているんです。

大人の場合こうはいきません。海は青だし、太陽は赤。大人は子どもより大きくて…と人生の中で身に付けてきた知識と常識の影響を受けます。自分が描きたいものを描くより、知識で絵を描いてしまうことの方が多いと言えます。

一見子どものような絵を描き続けたパブロ・ピカソ。彼も10代の頃は大人顔負けの絵を描き、世間から天才だと言われていました。そんな彼が残した有名な言葉があります。「やっと子どものように描けるようになった」と。

私達大人も自由に絵が描ける時があります。それは感情が爆発している時です。理性の抑制がはずれ感情のままに表現した絵。その中では構図や色彩の知識を越えた自由な表現が出てきます。その絵には絵画としての美しさはないかもしれません(美しさを感じることもよくあります)。しかし、自分の感情を自由に表現できた絵を見ているととても満足でき、気持ちがスーっと軽くなります。

私達大人が自由に絵を描けるようになるためには、この「知識に影響を受けている」という事実を認識していることが大切だと思います。

コメント:0

コメント入力フォーム
入力内容を記憶する

トラックバック:0

この記事のトラックバックURL
http://clm.artiro.com/7/trackback
Listed below are links to weblogs that reference
太古の絵画と子どもの絵 from 色彩日記

Home > アート > 太古の絵画と子どもの絵

検索
フィード
メタ

ページトップにもどる