2009.06
8

ワークショップ「夢と妨害するもの」

アートセラピーのワークショップを受けてきました。
今回のテーマは「あなたの夢とそれを妨害するもの」

はじめに簡単なムーブメントで体と心をほぐした後、クレヨンでアートに取り掛かります。

大きな画用紙の左手に”夢やなりたい自分”を描き、右手に”それを妨害しているもの”を描きます。描くのは具体的なものでもいいし、色やイメージで表現してもかまいません。

☆今回の作品(クリックで拡大します)
持って帰るときに黒のクレヨンで汚れてしまった

私の夢…。私は左側に大きな山を描きました。
私は地球の大きさが好きで、大きな山や、大きな滝や、大きな遺跡をたくさん見に行くのが夢です。白と水色と紺色と緑をベースに、見上げるような大きな山を描きました。

そして、私の夢を妨害するもの…
これがなかなか描けません。何かはたしかにあります。しかし、それはモヤモヤしていて何だかわからないのです。しばらくイメージを膨らませていてもわからなかったので、とりあえずそのモヤモヤを描いてみることにしました。

黒のクレヨンをもって、右上のスペースにぐるぐるグルグル、なぐり描きのように線を描き続けました。真っ黒な雲のようなものがだんだんと大きくなってきたので、半分くらいになったところでストップ。

ここでしばらく考えても、モヤモヤの奥にあるものがやっぱりわかりません。モヤモヤが大きな雲に見えたので雨でも描いてみようかと思ったけど、何かちがう。雨ではなく、雲自体が重い重圧になっているような感じです。

夢を妨害するものは確かにあるけど、それが何かはわからない。おそらく、仕事や将来の不安かな?とも思いますが、今はまだわかりません。少なくとも妨害の要因は外側ではなく、自分の内側にあるように感じました。

絵を描く意味

テーマを決めて絵や色で描こうとするとき、表現するために自分の内面を見つめ直すことができます。今回のテーマの「夢」も、漠然ともっている夢はあっても、ふだんはそれを意識せずに生きていることが多いのではないでしょうか。漠然とした自分の夢にフォーカス(焦点)をあてることにより、改めて自分の夢を意識化することができます。

1対1でシェアリング

今回のワークショップでは20分ほど1人で絵を描いたあとに、隣の人と1対1でお互いの絵について話し合いをしました。”言葉”として誰かに伝える行為は、より一層、自分の内面を意識化することができます。

シェアリングでは、絵を説明するという行為をとおして、実は自分の夢やそれを妨害するものを聞いてもらっています。カウンセリングのようですね。いきなり、夢やそれを妨害するものについて話し合いをするのはむずかしいけもしれませんが、アートセラピーならそれを絵を説明するという行為の中で、抵抗なく行うことができます。

人の言葉で気づく

1対1のシェアリングの後、参加者みんなで輪になって、全員に向かって簡単にそれぞれの絵のシェアリングをしました。シェアリングをすると、自分では気づかなかった、自分の絵の特徴や内面の状況に気が付くことができます。

みなさんからいろいろな言葉を頂きましたが、一番印象に残ったのは「やなぎさんは今、山のどの辺りにいるのですか?」という問いかけでした。

どこにいるんだろう??
そんなこと考えずに描いていました。

絵を見ながら描いていたときの気持ちを思い出します。見上げるような山。自分はまだ登っていません。山のふもとから見上げているような感じです。。。いや、ふもとどころか、テレビの向こうの大きな山を画面を通して眺めている感じです。

あっ、そうか…
少し自分で腑に落ちたことがありました。

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