- 2008-06-20 (金) 15:33
- アート
前回に続き、公園のアトリエでのお話です。
ある4歳くらいの男の子。彼は受付を済ませた後、いつも絵などは描かずに走り回っています。そしてアトリエの終了と共に帰っていくのです。
アトリエには色々な画材が置いてあり、絵の具も、紙も、箱も、粘土も使い放題です。しかし彼はそんなものには見向きもせず、毎月来てはただ走り回っていました。そんな場合、お母さんの中には「せっかくこんなに画材があるんだから何か描きなさい」という人もいます。しかしその子のお母さんは違いました。何も言わずにその子を見守っていました。
それが先日、ふとお絵かきコーナーを見ていると、画板の前にその男の子が座っていたのです!手には筆を、地面にはパレットを置いています。様子を見ていると、とても大きく、力強いカマキリの絵を描いていました。カマキリは彼の今のお気に入りだそうです。
5ヶ月間、走り回るだけの我が子を毎月アトリエに連れてきていたお母さん。「ここはあの子が好きなことをできる場所だからこれでいい」そうおっしゃっていました。
自分の子どもを信じ、何も言わずに見守り続けたお母さん。その信頼関係があってこそ、彼は自分のペースで絵に入っていけたのだと思います。お母さん、彼のこれからも楽しみですね。
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