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ゼンマイじかけの子ども達

アトリエで子ども達と遊んでいると、よく攻撃の対象になることがあります。スタッフの中に男性が私だけだからでしょうか。先日も小さい男の子二人に囲まれてしまいました。

二人共からだは小さいので受け止めるのは簡単です。からだをぶつけ合っていると途中で一人の子が「かぶと虫マン!」と叫んで変身しました。気分は完全にヒーローです(ということは私は悪役??)
攻撃はアトリエの終了間際に始まることが多いです。すごいのは、他のアトリエの子ども達や女性のスタッフには攻撃を加えないところ。その日もひとしきり暴れた後、「バイバーイ!」ととても良い笑顔で帰っていきました。

その日、よく攻撃の対象になることを少し不安に感じていたので、アトリエ後のミーティングで他のスタッフの方々に相談してみました。もしかしたら子ども達の嫌がることをした抱腹として攻撃されているのかな、という不安があったのです。。。

返ってきた答えはとても単純。「あばれたかったんやろ」「発散したりなかったんかな」「受け止めるだけでなく、いっしょに遊んであげたらもっと喜ぶよ」なるほど。エネルギーに満ち溢れた子ども達にとっては、創作だけでは力を発散しきれなかったのかもしれません。帰り際に見せてくれた良い笑顔を思い出しました。

次の日、別の小さい男の子がお父さんと来ていました。ひとしきり大胆な作品を作った後、お父さんとプロレスゴッコをしています。楽しそうだなあと思いながら 帰り際に見てみると、もうお父さんの背中で寝ていました。

「子どもって本当にゼンマイじかけやわ~」スタッフの一人がそう言いました。
「思いっきりあばれて、ゼンマイがきれたらコトンと寝てしまう」本当にそのとおりです。思う存分に力を発揮できる場所、今の子ども達みんなにあるのでしょうか。

先日ヒーローゴッコをしていた二人の男の子。一人は良い笑顔で帰って行きましたが、実はもう一人は少し不満そうな顔をしていました。今度会う時は、次の日に来てくれたお父さんを見習い、思いっきりいっしょに遊んでみたいと思います。

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